【S8使用構築】プロトタイプサイクルラティラティ【最高2059最終1946】
【構築経緯】
普段自分が使っているカバルドンから展開する積み構築のラティラティではアーゴヨン、ミミッキュ、ゲッコウガに対応できず負けるケースが目立ったため、受けに回ることによってそれらに対応する構築を作ることにした。
サイクルをするにあたってラティアスをメガで使うことを確定させ、相性補完のよく受けに回る上で1番のアーゴヨン対策となりうるヒードランを採用。次に、見た目上で電気の一貫を切りつつ、ボーマンダをはじめとする物理メガやミミッキュ等にある程度対応できるゴツメカバルドンを採用。これでは水タイプに勝てないので(主要な水タイプはギャラドス、ゲッコウガ、水フェアリー勢であることを考えるとラティアスは水タイプ対策にはならない)、水タイプを受けられるポケモンのうちフェアリーを半減に抑えられ、ヒードランと役割分散しやすいナットレイを選択。この時点でカバアスナットドラン@2の並びが完成したので、残りにラティオスと何かを入れることが決まる。ラストの枠にはオニゴーリに圧力をかけられ、霊獣ボルトロスなどサイクルを崩してくる相手を上から殴れてサイクル参加性能もあるメタグロスとした。
【個体詳細】
155-×-101-182-130-178
浮遊/ドラゴンZ
流星群/サイコショック/身代わり/瞑想
アーゴヨンやフェローチェ、ゲッコウガの上を取るスカーフと相手の受けサイクルを崩壊させることのできるドラゴンZかで選択だが、スカーフにすると受けループに対しての対策が皆無になってしまうのを危惧し今回はドラゴンZとした。しかしながら、これによりフェローチェやゲッコウガなど広範囲で上から殴ってくるポケモンに対して構築単位で薄くなってしまった感は否めない。努力値は受けループだけを見るなら控えめHCなどで構わないが、汎用性も考え1番選出しやすいと思われる臆病CSとした。この枠は選択の余地があるので、ラティラティに限らず今後も似たような並びを使う際は検討すべきポイントである。
187-×-141-165-211-136
浮遊/メガストーン
サイコショック/冷凍ビーム/瞑想/羽休め
ラティでサイクルをする上で1番能力を発揮できるであろう穏やかメガラティアス。努力値振りはアーモンドさんのものを使用させていただいた。ナットレイと合わせてゲッコウガを見る枠であるので、選出を躊躇うことのないようにサイコショックだけではなく、冷凍ビームを攻撃技として採用した。身代わりが無くなった分詰ませ性能は劣るものの、ランドロスやボーマンダに対して状況に応じて居座ったりできるようになるため、一長一短ではあるがこの構築にはマッチしていたように思う。
215-132-187-×-93-67
砂起こし/ゴツゴツメット
地震/氷の牙/欠伸/怠ける
ボーマンダ、ミミッキュ等の物理全般をある程度抑えられるゴツメカバルドン。技構成はボーマンダに勝たなければいけないため、氷の牙と怠けるは確定。メインウェポンの地震も必須で、ラストの枠は毒々か欠伸か迷ったが、毒々では相手に隙を見せてしまうケースが増える可能性を危惧し欠伸とした。
167-183-173-×-131-178
クリアボディ→固い爪/メガストーン
オニゴーリなどオタクサイクルを破壊してくるポケモンへの対策枠。ラティアスだけがメガ枠というのはラティアス自体が絶対的な強さを持つポケモンではないため、選出全体でパワー不足に陥ることを考慮してメガポケモンからの採用とした。その中で相手のオニゴーリに比較的強いメタグロスを選定。
技構成はメインウェポンとして外す理由の無いアイアンヘッド、ランドロスやグライオン、ボーマンダに打つための冷凍パンチ、構築単位でギルガルドに薄いので地震、討ち漏らしを一掃したり重いフェローチェなどに撃てる先制技のバレットパンチとした。ギルガルドに同じくカミツルギも重いので、地震を切ってアームハンマーも選択肢。
180-114-173-×-148-22
鉄の棘/フィラの実
タネマシンガン/ジャイロボール/寄生木の種/ステルスロック
水タイプ全般を見る枠。飛行Zギャラドスや各種めざ炎持ちなどには対応できないが、構築単位で軽視している。選出画面の段階でカバルドンやヒードランとも対応できる範囲が似通っていることが多いので、役割分散がしやすいポケモンでもある。努力値振りはますたーさんのブログのものを使用させていただいた。
196-×-126-150-171-102
貰い火/ウイの実
噴煙/ラスターカノン/大地の力/毒々
アーゴヨンやギルガルドを受ける上で比較的安定するヒードラン。しかしながら、めざ地や弱点保険聖剣を考えると完璧に安定するわけでは無い上にこの1枠でしかアーゴヨンギルガルドを見れないため、随分と胡散臭い立ち回りを強いられることもあった。技構成は3割で運勝ちも狙える噴煙と、アーゴヨンに打つ大地の力は確定。残りはフェアリーを重く見てラスターカノンと、ポリゴン2がどうしようもないため毒々を採用。調整は同じくますたーさんのブログのものを使用させていただいた。
【まとめと感想】
ゲッコウガをラティアスで見る、他の水タイプをナットレイ1枚で見る、ギルガルドをヒードラン1枚で見る、と物凄くカツカツなサイクルであったため、easy winという言葉はなく、常に辛勝か惨敗を繰り返す構築だったので、対戦中の精神的にはあまりよろしいものではなかった。ただ、今までポケモン界全体を見回しても、サイクルのラティラティで結果を出している人は見受けられなかったので、2000という1つのラインにサイクルで載せられたというのは今後に可能性を感じる結果となった。サイクル戦は素人であるため、覚束ない場面も多々あったが、何となくサイクル戦のいろはを掴んだシーズンとなった。
最高2059 最終1946,637位
【参考文献】
アーモンドさん 「ポケモン日記ー穏やかメガアスの可能性 - ポケモン日記」
ますたーさん「Don’t think! Imagine!ー【USMシングル】シーズン7使用構築 マンダナットゲコ 【最高2197/最終2172、14位】 - Don't think! Imagine!」
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【スペシャルサンクス】
個体とロムを貸していただいたスズカさん
個体を譲っていただいたSAZINさん
ここまで読んでいただきありがとうございました。